皆さんは「ご自愛ください」という言葉を使いますか?
おそらく仕事や目上の人に対して使っているものだと思います。
それをネットの例文を見てそのまま使ってる、なんて人もいるのでは?
しかし本当の意味や使い方を間違えていませんか?
もし意味を知らないうえ、使い方まで間違っていたら大変ですね。
そこで目上の人に使っているご自愛くださいの例文と、正しい意味から使い方などを紹介します。
ご自愛くださいの正しい意味とは
「ご自愛ください」は普段の生活ではあまり使わない日本語であるため、使い方を混乱している人も多いかもしれません。
まず「ご自愛ください」は、
「ご自身の体を大切にしてください」
という意味なのです。
また、「自愛」の意味は自分を大切にすることです。
他にも以下のような意味があります。
・自分の利益ばかりを図ること
・ものを大事にすること
・自分の健康状態に気をつけること
このように意味が複数あります。
おそらく手紙やメールの末尾で使う人が多いと思います。
基本的に相手の健康を気遣う結びの言葉として存在するようです。
もちろんこれは男性・女性関係なく使えます。
そして「ご自愛ください」は上から目線ではありません。
むしろ目上の人だからこそ申し上げる言葉なんです。
なので目上の人に使っているのであれば引き続き使っても問題ありません。
ご自愛くださいの使い方と例文
手紙やメールの結びの言葉として用いられるものですが、「ご自愛ください」の前の部分に、時候を表す言葉を入れるのが一般的です。
ですので以下の文章を使うのが良いでしょう。
例文1◎季節柄、ご自愛ください。
例文2◎季節の変わり目ですから、ご自愛ください。
例文3◎寒く(暑く)なりますから、ご自愛ください。
例文4◎酷暑(酷寒)の折、ご自愛ください。
例文5◎くれぐれもご無理などなさらないよう、ご自愛ください。
「ご自愛ください」によくある間違い
「お体(お身体)をご自愛くださいませ」
という書き方をする人もいるようですが、それは重複表現となるので、実は間違いです。
「自愛」とは、自分の体を大切にするという意味。
したがって「お体を」は不要になります。
また、すでに体調を崩している人には使いません。
「ご自愛ください」というのは身体に気をつけて!注意して!という意味になるのです。
ですから、すでに病気になったり、怪我をしている人には使用しません。
その場合には「早い回復をお祈りいたします」などというほうが良いでしょう。
ご自愛くださいのまとめ
「ご自愛ください」の正しい使い方は、「知ってた」と言う方も「知らなかった」と言う方も一度確認するいい機会になったでしょう。
普段はメールやSNSで済ましてしまいそうなことも、手紙だとなんだか心があたたまると思います。
そして紹介したことをまとめますと
「目上の人に男女関係なく使える」
「一年中使うことができる」
「相手の健康状態を気をつけること」
ということですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役にたてれば幸いです。
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