「分からない」を丁寧に表現する場合に敬語として使用されるのが、「分かりかねる」です。
そんな、「分かりかねる」の正しい意味をご存知でしょうか?
さらに分かりかねるをビジネスで使用する場合、相手に失礼のないようにするために正しい使い方を把握しておく必要があります。
また、ビジネスで分かりかねるを使用するタイミングは、断るときや難しい時に使用するのが基本となります。
そこで今回は、分かりかねるの意味や正しい敬語としての使い方をご紹介しますので是非参考にしてみて下さい。
分かりかねるの意味とは?
分かりかねるの意味は、「難しい、できない」といった意味があります。
皆さんも1度は使用したことのある言葉かと思います。
そのため、「分かりかねます」と返答した場合、「分かることが困難です」や「分かることができません」といった意味になるのです。
一見丁寧な意味になっていますが、相手側からするとさまざまな意味にとらえられるため、意味がわかりにくくなり、失礼な返答になってしまうこともあります。
よって、相手に違う意味で理解されないようにするためにも、分かりかねるを敬語として使用する場合も使用するタイミングに注意しましょう。
分かりかねるの使い方が知りたい!
上記の通り、分かりかねるの意味は分かることができませんという意味がありますので、やんわりとお断りを入れるときに使用することができます。
また、分かりませんを敬語にしたのが分かりかねますになりますので、ビジネスで上司に対して意見をするときにも使用する場合があります。
普通の会話で使用することはありませんが、使い方次第でビジネスでの言い回しに役立ちます。
そのため、上司や目上の人に「分からない」とそのまま言ってしまうと、相手に失礼となってしまうので、そういった場合に正しい使い方で分かりかねるを使ってみましょう。
例文として、
・その件については分かりかねます。
・こちらでは分かりかねます。
といった使い方をします。
使い方が敬語として間違っている?
上記の通り、分かりかねるは丁寧にした敬語ですが、上司や目上の人への使い方で、そのまま分かりかねると言うわけにはいけませんよね。
分かりかねるを使用したことがある人の中でも、間違った敬語として分かりかねるを使用してしまっている人も少なくありません。
分かりかねるを敬語にして使用する場合は、「分かりかねます」が正しい敬語になります。
よって、敬語にするためには、基本的に分かりかねるの語尾に「です、ます」を付けた使い方をするということを覚えておきましょう。
分かりかねるを敬語にする点で気を付けておきたいのが、二重否定です。
例えば、「分かりかねません」にしてしまうと二重否定となり、相手に失礼な発言となるため注意しておきましょう。
最近では、二重否定や二重敬語を間違って使用してしまう人が多いのが特徴です。
また、丁寧な敬語に変えても、分かりかねるは否定となりますので、多様すると相手に不快感を与えてしまいます。
このように分かりかねる以外の言葉をビジネスで使用する際も、事前にどのような使い方をするのか調べておくのがおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役にたてれば幸いです。
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