コリコリとした独特の食感がたまらないめかぶ。
ご飯のお供やお酒のアテにぴったりの食材ですが、皆さんはめかぶのこと、どれくらいご存知でしょうか?
海藻類は低カロリーなのに栄養価の高さから、ダイエット食品としても注目され続けています。
めかぶも同様に、カロリーや糖質を制限している人たちや、さらには塩分が気になる生活習慣病の患者さんにとっても注目の食材となっています。
実はいま、めかぶは低カロリーな健康食材としてのほかに、体臭改善の効果も期待できるともいわれ、多くの人の注目を集めているのです。
今回は、めかぶの体臭改善効果に着目してご紹介していきます。
めかぶってどんな食材?
めかぶは、海藻類のわかめの一部分で、わかめの茎の根元にあるフリルが何重にも重なったようなヒダ部分だけを切り落としたものです。
このヒダ部分は、胞子を繁殖したり放出させたりするわかめの生殖器にあたるところなので、わかめ全体の中でもめかぶの栄養価値がとても高い部分とされています。
めかぶの食感は、わかめの葉の部分よりも肉厚のため、コリコリとした歯ごたえがあります。
めかぶのカロリーはどれくらい?糖質、塩分などの栄養素には何がある?
栄養価が高い一方で、めかぶは低カロリーです。
わかめが30gで35キロカロリー、乾燥ひじき10gで14キロカロリーに対し、50gのめかぶのカロリーはわずか6キロカロリーしかありません。
めかぶ50g分のカロリーは、ストレッチをたった3分するだけで消費できてしまうほどです。
めかぶは、糖質が少なく、塩分相当量もかなり少なくなっています。
他の海藻類と比較してみると、わかめ30gでは糖質12.39g、ひじき10gでは糖質5.62gですが、めかぶ50gの糖質は1.7gです。
めかぶに含まれる糖質は、とても少ないのです。
塩分相当量も見てみると、わかめ30gでは塩分5.04g、ひじき10gでは塩分0.36gありますが、めかぶ50gでは塩分0.29gで、かなり塩分量が少ないことがわかります。
めかぶには、糖質や塩分以外にもヨウ素や食物繊維、アルギン酸、フコダインも多く含まれています。
めかぶの特徴でもあるヌルヌルとした食感は、アルギン酸という栄養素によるものです。
アルギン酸には、塩分や糖質、脂質とくっつき体の外へ出す働きがあります。
めかぶがなぜ体臭改善に役立つの?
体臭には、さまざまな原因がありますが、体の中の老廃物や腸内に溜まったガスが皮膚を通して体臭になることがあります。
腸内環境の悪さが原因で出てしまう体臭の場合は、腸の働きを正常にしてあげることで改善することが可能です。
めかぶには、便通改善やニキビなどの肌トラブル改善の効果が期待できる栄養素が多く含まれています。
食物繊維がめかぶ50gに1.7g含まれており、めかぶ自体水分を多く含む食材ですので、その食物繊維と水分によって、便の通りを良くしてくれます。
その結果、腸内環境が整い、体臭を改善してくれる効果が期待できるのです。
体臭の元となる腸内ガスや老廃物を便として体の外へ出すことによって、それらが原因で出ていた体臭を抑えられるといわれているのです。
また、体の代謝が悪いことによって体臭になっていた場合も、めかぶに含まれるヨウ素やアルギン酸といった栄養素の働きによって、代謝やホルモンのバランスを整え、体臭を改善する効果も期待できます。
めかぶを食べるならココに注意!
低カロリーで低糖質、さらには低塩分のめかぶを体臭改善のために毎日食べたい人もいるかもしれません。
しかし、めかぶに含まれるヨウ素は、摂りすぎると甲状腺の働きを悪くさせてしまうことがあるので、食べる量には注意が必要です。
めかぶを食べる際には、1週間に一食取り入れるなどして間隔を空けたり、食べる量をごく少量に留めるようにしたほうがよさそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。
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