浄土宗や浄土真宗はどちらも知名度も高く有名なので家がどちらかの宗派である方は日本国内では多くいらっしゃいます。
またこの宗派を開いた法然と親鸞はどのような関係があり何の違いがあるのか知らない人も多いかと思います。
二者の最も大きなの違いは、法然は浄土宗であり親鸞は浄土真宗であることでしょう。
浄土宗は日本の仏教の1つであり法然を宗祖とし、本尊は南無阿弥陀仏で多くの方が知っていて耳にしたこともあり、南無阿弥陀仏には(阿弥陀仏に南無します)の意があります。
法然が宗祖の浄土真宗は法然からの教えを発展させ開祖したものでこの2つの宗派には少しの違いがあります。
また二人の関係は弟子関係にありますが、格差などはあるのか疑問に思いますよね。
このような宗派の法然と親鸞の関係の格差などを説明しますので参考にしてみて下さい。
法然と親鸞の違いは?
上記でも述べていますが法然は浄土宗で親鸞は浄土真宗です。
・浄土宗
まずはじめに浄土宗は、法然開祖であり、浄土教専修念仏を宗旨とする仏教宗派のひとつです。
そして法然は身分なども関係なく念仏の教えを説いていました。
・浄土真宗
法然の弟子である親鸞が浄土宗を断承発展させてできた日本独自宗派です。
そして法然の浄土宗の場合、念仏を唱えることでそれを真に信じることに繋がるという考えですが、親鸞の浄土真宗は念仏を唱えている時点で信心は成立しており、念仏を唱えることで決定になるという違いがあります。
このように小さな違いですが、どちらも念仏への感謝の気持ちを大切にしています。
二人の関係に格差はあるのか?
まず法然と親鸞の関係は子弟関係であり、法然が師匠で親鸞が弟子でした。
法然は上記の通りに浄土宗の開祖で素晴らしい方ですが、その弟子の親鸞も法然の教えを発展させ浄土真宗の開祖となっています。
そして親鸞は29歳で法然の門下生となって教えを徹底し、その後に浄土宗教ができました。
また法然は43歳で浄土宗を開き、善導大師に導かれ阿弥陀如来への誓いが本願念仏により人が救われるという考えに辿り着き、長年悩み続けていたことから解放されようやく全ての人たちを救うことができると確信し43歳の春に浄土宗を開きました。
浄土宗を開いた後も多くの苦難があり、法然の教えとは違う教えを法然が言ったかのように言いまわる者なども出てきて無実の罪を着せられてしまいます。
その無実の罪ですが、周りからの厳しい弾圧などから流罪になり四国に流されます。
ですが法然は念仏を辞めることなく教えていた方で身分や上下関係なく平等に念仏を教えていたのは法然1人です。
このように宗派などにも深い歴史があり興味深いものが多くあります。
宗派によって内容は少し変わってきますが念仏への感謝はどこも大切にしています。
いかがでしたか?
自分の家の宗派のことも把握しておくことで役立つこともありますので、多少の知識はいざというときのために身に付けておくことをおすすめします。
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