尿瓶とはトイレに行くことが難しい人などが、尿をするために使う瓶ですが正しい使い方はご存知でしょうか。
この尿瓶には女性用と男性用があり、女性用と男性用では使い方が異なるのかなど初めて使う人には分からないことが多いかと思います。
寝たきりの高齢者や病気の人の介護をする際に尿瓶を使う機会もありますので、使い方や使用後の洗浄の仕方を知っておきましょう。
尿瓶は使用後ちゃんと洗浄しないと汚れがこびりつき、ニオイなどがでてくるのでちゃんとした手入れをしてあげることが必要です。
そこで尿瓶の使い方や洗浄のやり方までご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
尿瓶の使い方を知っておこう!
尿瓶には女性用と男性用がありますが、使い方は性別で変わることはありません。
ですが、座って使用する場合と寝たまま使用する場合で少し使い方が変わってくるので把握しておきましょう。
●座って使用する場合
1. ベッドに腰をかける
ベッドに腰をかけ、尿瓶をセットしますが、女性の場合は腰を少し上げて尿瓶を下に差し込みます。
2.お腹に圧をかける
下にかがむようにすることで、お腹に圧がかかり排尿しやすくなります。
3. 尿瓶を外す
排尿が終わったら、尿瓶を引き抜いてあげましょう。
●寝たまま使用する場合
1. 仰向けにする
身体を仰向けにして、両膝を立てます。
2. 尿瓶を差し込む
股を開いて前から尿瓶を差し込みます。
3.陰部を拭く
排尿が終わったら陰部を拭いて、尿瓶から尿がこぼれないように運びましょう。
このように尿瓶を使用しますが、尿瓶には種類があり導尿チューブなどもありますので使いやすいものを使用することがおすすめです。
尿瓶の洗浄の仕方
上記でも述べていますが、尿瓶はしっかりとした洗浄を行わないと尿成分が固まってしまったり、ニオイの原因にもなってしまいます。
そのようなことを防ぎ、清潔に使用するためにも使用後はちゃんと洗浄をしましょう。
長期間尿瓶を使用している場合は、1日1回家庭用のハイターでつけ置きして消毒してあげることが大切です。
また消毒が終わったら、しっかりと乾燥させてあげましょう。
ニオイや汚れがひどいときには、食器用洗剤などを使って棒付きのタワシでこすって汚れを落とします。
このように尿成分がこびり付いてしまうと手入れが大変になるので、使用後には毎回すすいであげるとひどい汚れになることを防ぐことができます。
尿瓶は2つ用意しておくと、上手く使いまわすことができるのでおすすめです。
尿瓶を使用する際の注意点
通常の尿瓶は、つけ置きするだけ簡単に洗浄することができ便利ですが、瓶尿には溜めて使用することができないので毎回処理をすることがベストです。
その他にも自分で使用するときには、尿がこぼれないように気をつけておくことも重要で、排尿後に自分で片付けることができるかの確認もしておきましょう。
女性が使用する場合は、密着させてからでないとこぼれてしまうことが多いので注意が必要になります。
また腰を上げることが難しい場合には、ゴム製のものを使い膨らませて使用するものもありますが、ゴム製のものは掃除がしにくく衛生面で心配が出てきます。
尿瓶を使用する際には上記のことにも気をつけながら、使用するようにしましょう。
コメントを残す