みなさんは風邪をひいて、咳だけ異常に続いてなかなか止まらないといった経験をされたことはありませんか?
咳は身近な症状のため、多少咳が止まらない状態が長引いてしまう人は少なくありません。
しかし、止まらない咳には必ず原因があるのです。
病院に行かずに、この症状をほったらかしにしておくと、大きな病気の原因にもなりかねません。
でも 「咳を病院の何科に診てもらうのが最適か分からないや…。」と考える人も多くいるかと思われます。
それは、その咳の症状やその期間によって、病院の何科で診てもらうべきか変わってきます。
咳が止まらない原因はなに?
咳の主な原因となっているのは、風邪などのアレルギー症状です。
しかし通常の場合、風邪による咳は1週間ほどで収まるため、これ以上止まらない咳は、他の病気かもしれないと考えた方がよいでしょう。
止まらない咳の原因となる病気
●肺炎から
肺が炎症することによって夜中も止まらない咳が続き、眠れないような症状を引き起こします。
●喘息から
気管の粘膜がただれたりすると、出てくる症状で、これも止まらない咳の原因です。
●気管支炎から
これは、ウイルス、カビ、埃によって細菌が気管に入りこみ、その拒絶反応によって咳が長引いてしまうというものです。
これは異物を外に出そうとする役割をもっているので、外部に出されるか、飲み込まない限り咳が止まらないことがあります。
●肺がんの初期症状
長引く風邪のせいで、粘膜がやられ、痰のように血が口から出てきたという方は、肺がんの初期症状かもしれません。
血が出ていない場合でも、肺がんの初期症状の可能性も無くはありませんので注意しましょう。
止まらない咳の場合、病院の何科が良いの?
止まらない咳の原因は、医者ではない一般人が判断することは不可能といっても過言ではありません。
よってきちんとしたお医者さんに止まらない咳の原因を診てもらうために、何科にどのタイミングで行けば良いかを説明していきたいと思います。
まずはじめの1週間から2週間の期間による止まらない咳は、内科や総合内科に診てもらうのが良いでしょう。
内科は、咳以外にも多数の症状を見極めてくれるところなので、症状をきちんと確認し、別の科で診てもらう必要があるのかどうかを、決める重要な段階となってきます。
そして、止まらない咳のせいで痰が絡む、喉が痛いといった症状がある場合は、耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。
なぜなら、喉の痛みや痰に血が混ざったりする場合、咽喉炎の可能性があるからです。
さらに2か月を超える止まらない咳などの、ひどい症状においては、気管支炎の可能性もあるため、その専門となる呼吸器科に診てもらうのがベストです。
止まらない咳の原因は家庭にも?
止まらない咳の最大の原因は、体内に異物を感じ、それに拒絶するために引き起こる症状です。
よって、家庭のカビ、ダニ、埃、ハウスダストなどのアレルギーが原因となっている場合が多いのです。
長引く風邪は、「空気清浄機を置いたらあっさり治った」 という人や、「枕をかえただけで治った」 という人も少なくありません。
部屋を清潔にし、換気を頻繁にすることで、止まらない咳の症状が治まるかもしれないのです。
しかし、止まらない咳が1週間以上にわたって続く場合には、病院で診てもらうのが最適なので、1日でも早く、咳がひどくなる前にお医者さんに診断してもらい、薬を処方してもらいましょう。
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