日本人なら、ほぼ毎日飲んでいる緑茶。
コーヒーなどに比べれば少ないですが、緑茶にもカフェインが含まれています。
緑茶には様々な効果がありますが、飲みすぎると下痢になったりします。
今日は、緑茶に含まれるカフェインの効果や、飲みすぎると下痢になる原因などを書いていこうと思います。
緑茶の健康効果について
緑茶が健康に良いというのは、何となく知っていることだと思いますが、緑茶の効果・効能まで詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
まずお茶は製法により、不発酵茶(緑茶)、半発酵茶(烏龍茶)、発酵茶(紅茶)の3つがあり、その中で緑茶は、茶葉本来の栄養成分がそのまま凝縮されています。
そして緑茶に含まれるタンニンの主成分であるカテキンは、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしダイエット効果があります。
緑茶に含まれるカテキンの抗菌作用によって、食中毒を防いでくれます。
カテキンは他にも、血圧上昇抑制作用や口臭予防、高血圧や動脈硬化の予防にも良いとされています。
それから最近の研究で、カテキンが発ガン作用の抑制に効果があることもわかってきました。
緑茶には、フッ素も含まれており、カテキンの抗菌作用とともに虫歯を予防してくれます。
γ-アミノ酪酸(ギャバ)、テアニンには、血圧を下げる効果もあります。
緑茶に含まれているカフェインとは
緑茶に含まれるカフェインは具体的にどれくらいなの?という考えを持った方もいると思いますので以下にカフェインの数値を緑茶の種類ごとに紹介させていただきます。
●緑茶100mlあたりのカフェイン含有量
玄米茶=10mg
煎茶、番茶、ほうじ茶=20mg
抹茶=30mg
玉露茶=120mg
緑茶のカフェイン摂取量は、1日250mg(妊婦の方は1日200mg以下)が目安と言われています。
カフェインには、集中力アップやリラックス効果がありますが、利尿作用、興奮作用もあり、高い依存性や中毒性もあるため注意が必要です。
カフェインは緑茶以外にも、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、ココア、コーラ、栄養ドリンク、チョコレートなどにも含まれていますので、飲みすぎ・摂りすぎに注意してください。
緑茶を飲みすぎると下痢になるのか?
緑茶に限らず、水分を摂り過ぎると胃液が薄くなり、胃腸の消化・吸収に悪影響を及ぼし、下痢になることがあります。
緑茶を飲みすぎると当然、カフェインの過剰摂取になります。
カフェインによって交感神経が刺激され、自律神経のバランスが崩れて、胃腸の収縮運動がスムーズに行われなくなり、胃液の分泌が減少して消化・吸収が悪くなって、下痢になることもあります。
緑茶に含まれるタンニンは、大便を硬くして下痢止めの効果がありますが、飲みすぎによるタンニンの過剰摂取は、逆に下痢を引き起こす原因にもなるようです。
タンニンは鉄分と結合して、水に溶けにくい鉄分を作り、鉄分の吸収を悪くするので、医師から鉄分不足と言われている方や貧血気味の方、生理中の女性などは注意が必要です。
高濃度茶カテキンによる肝機能障害が報告されているため、カナダやヨーロッパでは、高濃度茶カテキンの製品が販売禁止になっています。
結局のところお酒も緑茶も、飲みすぎには注意しましょう。
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