盲腸は、子供でもなる危険性があるということはご存知でしょうか?
盲腸の正式な名は急性虫垂炎と言い、小さな子供が発症してしまうと、重症化しやすい傾向があります。
そのため、子供の異変に早く気付いてあげることが重要なポイントになります。
子供の初期症状には、おへそ辺りに痛みが起こり、大人よりも進行が早いのが特徴です。
お腹の強烈な痛みの他にも、高熱などの症状が起こることもあります。
お腹を触ると痛みがある際には、虫垂に穴があいていることもあるので注意すべきです。
そこで今回は、子供が盲腸になったときの症状について詳しく説明していきますので、小さな子供のいる家庭の人はチェックしてみて下さい。
盲腸の症状には子供も注意!
盲腸になるのは、大人だけだと思っている人もいるのではないでしょうか。
2~3歳の小さな子供でも盲腸を発症する可能性はあり、上記でも述べていますが、大人よりも症状の進行が早くなります。
盲腸を腹痛と間違えているかも
小さな子供が盲腸になると、初期症状でおへそ辺りに痛みが起こります。
初期症状のお腹の痛みは、腹痛かな?と思うかもしれません。
ですが時間が経つと虫垂の化膿が始まるため、痛みが右下に移動します。
また、嘔吐や食欲低下などの症状が起こります。
激しいお腹の痛みを子供が訴える場合には、盲腸の可能性もあるため、早めに病院へ受診しましょう。
6歳以下の子供の場合には、盲腸と気付くのが遅くなりがちなため、重症化しやすいです。
盲腸で病院に受診する子供の半分が虫垂に穴があく、穿孔性虫垂炎まで症状が進行していると言われています。
子供は、大人と比べて、虫垂の壁が薄いので、盲腸になると進行が早いです。
治療が遅れると虫垂にまで穴があき、お腹がはったり、高熱が出るなどの症状が起こりますので、親が子供の異変に早く気付くことが大切です。
盲腸の痛みの期間はどれくらい?
盲腸の初期症状である、おへそやみぞおちの痛みが右下に移動するまでの期間は、約12~24時間と言われています。
そのため、痛みの場所も少しずつ変わってくるのが特徴になります。
重症化している場合には、痛みが1週間続き、高熱や嘔吐などの症状がある場合には、虫垂の炎症と膿腫ができている可能性もあります。
このように痛みの期間は、症状の進行によって異なりますが、盲腸と判断するためには、痛みが重要となります。
子供の場合は、上手く伝えることができない場合が多いです。
普段と違って、ずっとお腹が痛いようであれば、すぐに病院へ連れていってあげましょう。
盲腸の治療方法とは?
子供の盲腸の治療方法は、症状の進行によっては、抗生物質での治療をすることもあります。
ですが基本は虫垂を切除するために手術を行います。
盲腸の症状が軽いようであれば、手術は約1~2時間程度で終わります。
しかし、盲腸の症状が重症化していると、手術時間も長くなる上に入院期間も長くなります。
よって、子供の症状には注意する必要があります。
上腹部の痛み、吐き気が約3時間以上も続くときには盲腸の症状の可能性が高くなります。
盲腸であった場合、症状は時間が経つと悪化してきますので、痛みの変化などを観察するのも重要なポイントです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。
コメントを残す