鼻血が出始めてから止まらない!と混乱した経験は誰しもが1度や2度経験したことがあるのではないでしょうか。
鼻血が止まらないと、大量に出血するため、どうしても不安になってしまいますよね。
10から20分以上も鼻血が止まらない場合は子供や高齢者の老若男女問わず、注意が必要です。
鼻血が止まらないのは、間違った対処法で止めていることが原因となっている可能性があるため、正しい止め方を知っておくと、鼻血を長引かせずに済むかもしれません。
しかし正しい対処を行っているのに鼻血が止まらない、又は鼻血が頻繁に出る方は、子供から高齢者の方まで、病気が原因になっていることがあるため、どうしても止まらない場合は病院での受診をオススメします。
原因がどこかにぶつけたなど、外の刺激によって出血した場合はそこまで心配しなくても大丈夫ですが、何もしていないのに突然鼻血が出てきて止まらない際にはここで詳しい症状と考えられる病気を知っておくことが必要です。
鼻血はそもそもどこから出てくるの?
鼻血は、鼻の穴の仕切りになっているキーゼルバッハという部位から出ているケースが9割を占めています。
キーゼルバッハの粘膜は傷つきやすく、くちゃみ・咳のように、鼻をかむなどの日常的な刺激だけで出血するケースも少なくありません。
乾燥している場合は、余計に鼻血が出やすくなってしまうので、乾燥する日には鼻に刺激を与えないように心がけることが大切です。
鼻血の原因となる病気
粘膜が薄かったり、空気の乾燥により、鼻血が出ることがあると説明しましたが、子供はもちろん、高齢の方は特に病気のせいで鼻血の症状を引き起こしている場合があります。
その原因となる病気は以下のようなものが考えられます。
●心筋梗塞・脳卒中
高血圧の方は、心筋梗塞や脳卒中の病気のリスクにも繋がり、血管が圧力によって弱まるため、鼻血が出やすくなります。
このような病気でなくても、熱いお風呂に長い間入っていると血圧を上昇させるため注意が必要です。
●白血病
これは幼児にも多く発症する病気で、血球を上手く作ることが出来なくなるために鼻血の症状に繋がります。
●鼻腔ガン
鼻の穴にガンができるもので、鼻血は鼻腔ガンの初期症状だといわれています。
顔の麻痺、頭痛、鼻づまり、耳の痛み、鼻のしこりなどの症状がみられる方は、鼻腔ガンの可能性もあるため、病院で受診してもらう必要があります。
●糖尿病
糖尿病の方も血管が傷つき、血流も悪くなるため、鼻血の原因になる場合があります。
このように、血流や血管の状態を悪化させてしまう病気は、鼻血の症状を引き起こしやすく、アクシデントなどで鼻に刺激を与えていないのに鼻血が頻繁に出ている方は、病気のサインになっているのかもしれません。
鼻血が止まらない際の正しい対処法
鼻血を止めるために、ティッシュを詰め込んだり、上を向いたり、後頭部を叩くのは間違った止血の方法です。
正しくは、座った体勢で鼻をつまみ、冷えたタオルを鼻の上に当てると鼻血が止まりやすくなります。
そして鼻血が口に流れてくることがありますが、出血した血を飲み込むのは避けた方が良いため、吐き出すようにして下さい。
この正しい処置を行っても鼻血がなかなか止まらない、又は鼻血の頻度が多すぎると感じる方は、すぐに病院に行って受診することをオススメします。
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