近年において、女性にも増えているアルコール依存症はどんな症状があり、初期症状などはあるのでしょうか。
アルコール依存症なんて、お酒を控えればいいだけで、ただ中毒みたいになっているだけでは?と簡単に改善できると思われる方も少なくありません。
しかしアルコール依存症になってしまうと、なかなか治療するのには難しく、体も心もアルコールに支配され、元の生活ができないまでに発展している患者さんはたくさん存在しているのです。
アルコール依存症は列記とした病気なのです。
よって手遅れにならないように、依存症になりやすい女性は治療前に自分がアルコール依存症の傾向があるのかどうかを、簡単にでもいいのでチェックしておくことが大切です。
これから、アルコール依存症について詳しく説明していきますので、自分がその症状に当てはまっているかどうかをチェックする良い機会にしてもらえたら幸いです。
女性はなぜアルコール依存症なりやすいのか
アルコールなどのお酒の病気は、男性がなりやすいイメージが強いかもしれませんが、実は女性の方がなりやすく、年々患者も増加しているのです。
男性は、平均で20年程度の飲酒を経てアルコール依存症になるといわれている一方で、女性は平均1年から5年で依存症に陥ってしまうというデータもあります。
その理由としては、女性は男性よりも周りの目を気にする傾向にあるため、自宅でひとりで飲んだり、旦那や家族を失うことによって精神的ダメージを受けやすかったり、男性と比べて女性の肝臓は短時間で飲酒によって障害がでたりとさまざまです。
男性との最大の違いは、女性は男性よりも体脂肪が平均的に高く、血液中のアルコールもそれだけ濃度が上がりやすいという点で、それだけ女性は日頃からアルコールに侵されないように注意しなければなりません。
アルコール依存症の疑いと症状
アルコール依存症の疑いのある方の特徴は以下のようなものが考えられ、自覚しにくい病気なので、心当たりのある方は対策をするか、病院での受診をオススメします。
→3つ以上当てはまる場合は、アルコール依存症だと断言しても良いでしょう。
1. 病院で医師や知人・家族から、アルコールを控えたほうが良いと言われた経験がある
2. お酒を減らす、又は止めなければと思った経験がある
3. キッチンドリンカー(キッチンで料理をしながらの飲酒など)に自覚又は心当たりがある
4. 育児の途中や家事の途中でも飲みながらすることがある
5. お酒が無いと落ち着かない、又は寝られないことがある
6. 自分の仕事や家事の役割を、他人又は家族が分担するようになった
7. 最近少しの量で酔うようになった
8. 飲み始めると止まらなくなることがある
アルコール依存を予防しよう
アルコール依存症になれば、体に悪いだけではなく、記憶が途切れたりと精神的ダメージを受けることもあります。
病院での治療も簡単ではなく重症化すれば、入院を余儀なくされ、薬物治療も行われるため、薬と生涯を共にしないといけない体になってしまいます。
そうならないために、上記の症状のチェック項目にひとつでも当てはまった方や、お酒が好きな女性の方は、日頃から飲酒の量を自分で制限し、それ以上飲まない強い意志を保てる体づくりをしておくと良いでしょう。
目安として、1日のアルコール摂取量は20グラム以下にしておくことをおすすめします。
自分で決めた量で止めることができない場合は、早急に病院で医師に相談をすることが大切です。
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