月見団子と言えば、十五夜に食べるお団子のことを月見団子と呼びますよね。
十五夜とか中秋の名月とか、そもそもどうして月見団子をピラミッドみたいに並べるのかとか、正確な意味をご存知でしょうか。
ここでは月見団子の由来や、月見団子の美味しい作り方や並べ方についてご紹介いたします!
月見団子の由来とは?
月見団子を十五夜の日に食べるということについて、そもそもの由来は何かを考えたことありますか?
その前に、十五夜っていつだっけ?とか、中秋の名月って何だっけ?と混乱してしまっている人もいるかもしれないので、まずはそこからご説明します。
まず、中秋の名月とは、十五夜に見られる月のことをいいます。
十五夜はいつかと言うと、旧暦で言えば8月15日になります。15日なので、十五夜と呼ぶわけですね。
でもこれはあくまでも旧暦の話。
現在の暦では9月中旬から10月初旬頃になります。
さて、肝心の由来ですが、十五夜に月見団子を食べたりする由来には諸説ありますが、どの説にも共通している由来があります。
昔は現代と違い、ほとんどの家が農家に携わっており、農作物の収穫の量や質が良いか悪いかは死活問題だったため、農作物の収穫の時期である秋や自然に対しての感謝や、豊作の祈願という意味や由来があるようです。
また、当時は月がどういった原理で存在しているのかが解明されていなかったため、神聖なものとして多くの地方で崇められており、豊作の祈願等をする際は月に向かって感謝するということは珍しいことではなかったようです。
その月が一番綺麗に見えると言われているのが十五夜であり、中秋の名月だったというわけですね。
さて、ではなぜ月見団子を用意する必要があったのでしょうか。
これにも諸説あり、中秋の名月、つまり大きな丸い月が見える日に月に向かって豊作祈願をするために、月と同じような丸い月見団子を作ってお供えすることが月見団子の由来となったという説が多いようです。
また、月の中にウサギの模様が見えたことから、月のウサギを神様として崇め、月のウサギに月見団子をお供えしたことが月見団子の由来となったという説もあります。
月見団子の作り方!
最近はいろんなレシピや作り方があるので、月見団子の中にこんな食材を入れる作り方もありますということをご紹介したいところですが、まずはここではシンプルな月見団子の作り方をご紹介します。
簡単な作り方なので準備するものは
- だんご粉(110~120グラム)
- ぬるま湯(100~110cc)
- 白玉粉(大さじ3)と水だけです。
作り方は、
- 白玉粉に水を混ぜてどんどん溶く
- かたまりがなくなってきたらあとは団子粉と白玉粉を混ぜてぬるま湯を少しずつ入れながら少し固くなるまでよくこねます
- それなりの固さになったら上手に丸くすれば出来上がりです。
作り方としては全く難しくはありませんが、味付け等はたくさんあります。
カボチャ等の色がある食材を混ぜるとお団子の色を黄色にしたりすることも出来ますので、個人のお好みの作り方を見つけて下さいね!
やってみると意外と難しい月見団子の上手な並べ方
月見団子の並べ方自体は難しくはありませんが、意外と初めて並べてみると写真のようにうまくいかないものです。
月見団子をいくつ使った並べ方をするかによって少し違いますが、一番簡単な並べ方は月団子を5個準備して、1段目に4個、二段目に1個を並べるというのが一番簡単で、しかも食卓にそのまま出してもちょうど1人前になるので便利です。
よく写真であるようなピラミッドのような並べ方をする場合は、月見団子を15個準備し、1段目に9個、2段目に4個、1段目には1個を並べます。見栄えが一番良いのはこの並べ方ですね。
ちなみに、上に書いた15個の並べ方のように並べてみると意外にうまくいかないポイントは、ピラミッドのような形を作ることではなく、お団子の大きさや形です。形があまり丸くなかったり、大きかったり小さかったりするお団子を15個並べるとすごくいびつなピラミッドの形になってしまったり、うまく並べられなかったり。
そのため、上手な並べ方のコツは、なるべく同じ大きさの綺麗なお団子を作るということです。
形が綺麗な方が食べた時も美味しいものですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。
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