後頭部を強打してしまって、なんか普段と違う違和感があるという方はいませんか?
もしかするとその違和感はとても危険な状態の合図なのかもしれません!
後頭部は血管が多く、強打してもすぐに症状が表れないことがあるのです。
よって、頭痛のように後頭部に痛みを感じない場合も絶対に安静にし、違和感があればすぐに病院で受診するようにして下さい。
その頭痛が悪化してしまうと、痛みがひどくなるだけでなく、他の箇所に異常が出てくる可能性もあるので、ここで十分にその対処法を知っておきましょう。
後頭部を強打した際は要注意!
後頭部を強打して以下のような症状が表れた場合、すぐに専門医への受診が必要です。
・めまいがする
・顔色が青ざめている
・痙攣のように体がひきつる
・頭がぼーっとする
・会話をしてもろれつが回らない
・吐き気がして、食事が喉を通らない
・体が火照り、熱っぽい
・息が切れる
・ひどい頭痛がある
このように、普段と違う体の異常が少しでもある場合は、ただちに病院に行き症状を確認してもらいましょう。
後頭部強打により、もしかすると内出血や脳が損傷している恐れがあります。
内出血はすぐに症状に表れることが少ないため、病院に行くのが少しでも遅れると、手遅れになっていたり、治療が困難になってしまうケースもあるのです。
後頭部を強打したときの応急処置
後頭部を強打して痛みや違和感が出ない場合でも、慢性硬膜下血腫は打って1ヵ月から半年後でも起こりうる可能性があります。
よって、後頭部を強打してから24時間以内には病院での受診が必要となりますが、すぐに病院に行けない場合は以下の方法で応急手当をして下さい。
①まずは出血がないかを確認する
後頭部は髪の毛で覆われているため、少しの出血では気付かないことも多く、放置しておくとどんどん出血していたなんてことは少なくありません。
さらに後頭部を強打すると耳の裏側からも出血していることがあるため、頭周辺も出血をしていないか確認しておきましょう。
②意識ははっきりしているかを確認
後頭部を強打すると脳が異常が生じ、意識障害が起こることがあります。
よって、頭を打った人の瞳孔はうつろではないか、会話をしてもすぐにきちんとした返事がかえってくるのかを確認し、意識があるかどうかを確かめておきましょう。
③安静にできる場所に移動する
後頭部強打の直後は、どうしようとパニックになり動くようなことはせず、すぐに安静にできる場所に移動し、少し頭を高くして横になりましょう。
そして鼻や耳から出血した場合には、止血はせずにタオル等で拭き取りながら安静にすることが大切です。
後頭部強打後に絶対に避けるべきNGなこと
後頭部を強打した時に周りに誰もいない場合は、救急車を呼ぶか、家族を呼ぶようにして下さい。
後頭部の怪我は、あとになって症状が出てくる可能性があります。
そして、もちろんですがお酒は絶対に飲まず、入浴、運動もなるべくしないように心がけましょう。
このように、後頭部を強打することは様々な危険に繋がることがあるため、なるべく頭への負担を軽減してあげることが大切です。
コメントを残す