
浄化槽とは、トイレと連結しており糞尿と併せて雑排水を処理し、公共下水道以外の川などに流すための設備や施設のことをいいます。
この浄化槽を簡単に説明すると生活などで発生する汚れた生活排水を川に流すために綺麗な水にするもののことです。
浄化槽は自宅やマンションでも設備されており、生活排水を綺麗にする浄化槽はどういった仕組みになっているのでしょうか。
また浄化槽も清掃や点検をする必要があり、浄化槽法により掃除回数は定められています。
定期的に点検を行うことで浄化槽に異常がないか、掃除するタイミングなどを見てもらうことができます。
この点検や清掃の際にかかる価格は各市町村でも異なってきます。
そこで浄化槽について詳しく調べましたので、気になる清掃や点検での価格の相場も説明していきます。
浄化槽の仕組みが知りたい!
浄化槽は、糞尿や生活排水を綺麗な水にするものですがその仕組みはどのようなものなのか気になりますよね。
その浄化槽は大きく2つに分けられ、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽がありそれぞれの浄化槽の働きを見てみましょう。
・単独処理浄化槽
この単独処理浄化槽はトイレの糞尿のみの汚水を分解することができ、微生物により汚水が分解処理されることで、汚泥と汚水に分け処理された汚水だけが消毒され川などに流されます。
・合併処理浄化槽
合併処理浄化槽は単独処理浄化槽と違い、トイレだけではなくお風呂や台所などから出た生活排水も一緒に処理するもので、処理の仕組みは単独処理浄化槽と同じで微生物で分解処理すること綺麗な水にし、川などに流します。
清掃や点検の内容、行うタイミング
上記でも述べていますが、浄化槽の清掃は浄化槽法で決められており年に1回以上行う必要があり、点検は約3~4ヶ月に1回行うのがベストです。
・清掃
浄化槽の清掃では、浄化槽に溜まった汚泥などを取り除き、付属装置や機械の洗浄を行い、清掃する作業をします。
この作業を長い間行っていない場合、浄化槽の機能が低下し汚物などが流れてしまうこともあり、悪臭の原因にもなってしまいます。
また単独処理浄化槽は、6ヶ月に1回掃除をする必要がありますので注意しておきましょう。
・点検
点検では浄化槽が異常なく動いているかの点検を行い、機械や装置の調節をし、汚泥が溜まっていないかなどのチェックをして掃除が必要かどうかの判断もします。
ですが点検だけならば自分でできると思い、自分ですることはやめておきましょう。
点検作業は基準に従い行うものなので、専門的な知識も大切になります。
清掃や点検でかかる費用は?
上記の清掃や点検でかかる費用は、県や市町村で変わってきますが、だいたいの相場を知っておくことで安心して業者の人に頼むことができます。
年に1回の清掃を行う際の費用の相場は、約34000円程度かかります。
定期的に行う必要のある点検は、年に3回で1回の相場が約5000円程度になります。
このような相場になりますが、使っている浄化槽が人槽や形式によって金額が変わってきますので注意しておきましょう。
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