料理に使う砂糖と言えば白砂糖が多く使われていましたが、健康や栄養に気遣う人が増えきび砂糖や三温糖を使う人が増えてきました。
ところでこのきび砂糖と三温糖、どちらも茶色のお砂糖ですがその違いをご存知ですか?
「名前が違うだけ」と思っている方が多いんですが、実はきび砂糖と三温糖は全く違う物でカロリーも栄養価も異なります。
今回はきび砂糖と三温糖の栄養やカロリーの違いについてご紹介します。
あまり気にしていなかったという方もその風味やカロリー、栄養価の違いを知ると使い分けたくなるかもしれません。
きび砂糖と三温糖のカロリーや栄養の違いがあるのはなぜ?
きび砂糖も三温糖も原材料は白砂糖と同じサトウキビです。
同じ原材料が使われていても製法が違うために、風味はもちろんカロリーや栄養も全く違ってきます。
ではそれぞれのお砂糖の製法と栄養について知っておきましょう。
きび砂糖はサトウキビから砂糖液を絞り出し、煮詰めて作られます。
そのため一番サトウキビの風味が強く感じられますし、栄養価としてもサトウキビに含まれるミネラルを多く摂ることができます。
三温糖は、サトウキビ絞った砂糖液を精製して白砂糖やグラニュー糖を作った後の残りの液体を結晶化したものです。
きび砂糖も三温糖も同じような茶色い色をしていますが、きび砂糖は原料そのものの色で三温糖は煮詰めていくときについた焦げ色なので、色が似ている理由も全く違います。
製法も全く違うきび砂糖と三温糖、それぞれのカロリーと栄養は?
きび砂糖も三温糖も白砂糖に比べてカロリーが低いイメージがありますよね。
健康のためにきび砂糖や三温糖を使っている方も多いかと思いますが、実際のカロリーはどうでしょうか?
・白砂糖 398Kcal(100gあたり)
・きび砂糖 396Kcal(100gあたり)
・三温糖 394Kcal(100gあたり)
このよにきび砂糖も三温糖も白砂糖と大きな差はありません。
製法が違ってもカロリーはあまり変わらないんですね。
次に栄養についてですが、たんぱく質やナトリウムなどの栄養も大きな違いはありません。
しかし、カルシウムは白砂糖と比較すると三温糖が30倍、きび砂糖は20倍になります。
そして、きび砂糖や三温糖で期待する栄養はミネラルではないでしょうか。
白砂糖にはミネラルは含まれていませんが、きび砂糖や三温糖には含まれています。
特にきび砂糖は他の砂糖とカロリーは変わらないのにたくさんのミネラルが含まれているので、取り入れたいですよね。
きび砂糖や三温糖の栄養や風味を料理にうまく取り入れるには?
きび砂糖と三温糖は、白砂糖とカロリーは変わらないのにミネラルやカルシウムが多く含まれているので積極的に料理に使っていきたいですよね。
そこで気になるのが、それぞれの砂糖の上手な使い方です。
きび砂糖も三温糖も色が茶色なのでケーキを作るときのホイップクリームなどに使うと色味が出てしまいます。
また、風味や香りも特にきび砂糖は強く料理の味に影響します。
しかし、コクがあるので煮つけ料理や魚など臭いが気になる料理にはよく合います。
カロリーが変わらずに栄養満点でいつもの料理にコクが出るなら使ってみたいですね。
三温糖は、きび砂糖よりも風味や香りも強くありませんので使いやすいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。
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