『眠い…。眠い…。とにかく眠ーーい!』
『寝すぎだと思うくらい寝たはずなのに、まだまだ眠い!』
『寝すぎて頭痛や腰痛になった!』
そんな経験は皆さんにもあると思います。
しかし、寝すぎも立派な病気なんです。
頭痛、腰痛などの病気の原因が寝すぎにあると言っても過言ではありません。
寝すぎでもまだ眠いと感じたら危険!ということについて、解説していきたいと思います。
寝すぎも病気
眠れない状態が3週間以上も続き、社会生活に支障が出て苦痛に感じることを不眠症と言いますが、
寝すぎても眠い状態が3週間以上も続き、社会生活に支障が出て苦痛に感じることは【過眠症】と言います。
自分では充分に睡眠を取っているはずなのに、昼間に眠すぎて仕事に支障をきたしていたり、
あまりにも眠すぎて苦痛だと思っている方がいたら、過眠症の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群などの病気の可能性もありますので、睡眠外来など専門医を受診されることをおすすめします。
寝すぎが原因の頭痛の対処法
頭痛の原因として、脳の血管が拡張して起こる偏頭痛と、脳の血管が収縮して起こる緊張型頭痛があります。
偏頭痛の場合、寝すぎることによって脳がリラックスしすぎてしまい、脳の血管が拡がって、血管の周りの三叉神経を刺激して起こる痛みが偏頭痛です。
緊張型頭痛の場合、寝すぎるということは長時間、頭や首、背中などが枕や布団と、ずっと接している状態なので、血管を圧迫して起こる痛みが緊張型頭痛です。
つまり、寝すぎると、偏頭痛と緊張型頭痛の2つが同時に起こる可能性が高いということです。
特に緊張型頭痛の方は、硬くて高い枕で寝ていませんか?やわらかくて低い枕に変えてみましょう。
寝すぎが原因の腰痛の対処法
長い時間、イスに座っていると、お尻が痛くなるのと同様に、長い時間、寝すぎると腰痛になることがあります。
イスに座って、お尻が痛くなれば立ち上がれば良いのですが、寝ている間は、そうはいきません。
寝すぎて寝起きに腰が痛い方は、寝ている間の寝返りが少ない可能性があります。
たとえば、左を向いて眠る癖のある方が、朝起きるときも左を向いて目が覚める方や、
かけ布団やシーツが朝起きるときも、ほとんど乱れていない方は、寝返りが少ないかもしれません。
寝返りが少ない可能性がある方は、寝る前と起きたときに、腰のストレッチ体操をすると良いでしょう。
最後に、ひとくちメモ。
うつ病の人は、睡眠時間が長い傾向にあるようです。寝すぎてる自覚がある方は、うつ病にも御注意ください。
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