タニシには卵を産むものと体内で孵化させる2種類があります。
田んぼなどでよく見かけるピンク色の卵はジャンボタニシというタニシの卵ですが、その卵は食べられるということはご存知でしょうか。
もともと日本に食用として持ち込まれたスクミリンゴガイが野生化し、日本では田んぼなどで多く生息しジャンボタニシと呼ばれています。
このように食用として持ち込まれたということは、卵なども食べられるのか疑問に思うことがありますよね。
またそもそもピンクの卵は孵化しないという話も耳にすることもあり、孵化しないのかという点でも詳しく調べましてみました。
タニシの卵を食べるって本当?
上記でも述べていますが、ジャンボタニシは海外から食用として日本に持ち込まれたものですので食べられないということはありません。
ですがジャンボタニシには多くの寄生虫などがいるため田んぼなどにいるタニシを触った場合しっかりと手を洗いましょう。
ジャンボタニシは念入りに加熱してあげることで寄生虫を除去し食べることが可能です。
よって卵も食べることも可能なのかとおもいますが、卵は食べると苦味があり神経毒が含まれているのでジャンボタニシの卵を食べることはやめておきましょう。
今で稲などを食べる害虫として農家の方には嫌われています。
タニシの卵は孵化しない?
卵は水中では孵化することができず、水中に落ちてしまった場合死んでしまいます。
そのため水面から離れた壁面で産卵し、産卵後は柔らかいですが次第に硬くなり剥がれにくくなります。
約2週間で孵化し、栄養状態が良ければ2ヶ月程度で大きくなります。
また上記でも述べた通りに、卵の中は神経毒で守られているため、捕食されることがなく繁殖も早いため増殖し、今では田んぼなどで害虫として扱われています。
ジャンボタニシには肺様器官もあるため、陸上でも呼吸をすることができ乾燥などにも強いためなかなか死ぬことはありません。
まとめ
このようにジャンボタニシは食用として持ち込まれたものですが、寄生虫も多くいて食べることは危険があります。
食べるときには熱処理が重要ですが、もじ体内に寄生虫が入った場合には最悪死にいたるケースもありますので十分に気を付けておきましょう。
約2~3ヶ月で数千個の卵を産むこともあり、繁殖し増殖するペースがかなり早く、卵には毒があるので食べることは絶対にしないでください。
エサとして稲や草など何でも食べるため成長も早く、多く増殖してしまった場合は、なかなか駆除することが大変になります。
このジャンボタニシは乾燥には強いですが、寒さには弱く冬などには死んでしまい減ってきますが、小さなジャンボタニシは土の中にもぐり春など暖かくなってくると活動を始めます。
卵を駆除する場合は、水面に落とせば死ぬので簡単に駆除することができます。
また触る際は寄生虫などの対策として、ゴム手袋などの着用をしておくことがおすすめです。
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