モラトリアムの意味とは!心理学を簡単に解説!

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みなさんはモラトリアムというワードを耳にしたことはありませんか?

モラトリアムという言葉を聞いたことがあっても、意味を詳しく知っているという人は実はそこまで多くありません。

そもそもモラトリアムは心理学からきている言葉で、実はその言葉には深い意味があるのです。

よってモラトリアムの意味を知らないという方は、ここでその意味を簡単に理解し、心理学の知識を少しでも身に付けておくことをオススメします。

心理学は知れば知る程奥が深いため、人間の行動を観察するのが好きだという方にとっては面白い知識になるかもしれません。

それでは早速モラトリアムの意味を簡単に説明していきたいと思います。

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モラトリアムってどういう意味?

モラトリアムは、大人であるのにも関わらずそれに対応しきれていない、又は大人になるのを拒んでいる心理のことを指す言葉です。

よって、大人なのに大事な行事などのやらなければならないことを、あえて先延ばしにしてしまっている人に当てはまりやすいワードだということが言えるでしょう。

そのためモラトリアムの例文は、

・大学を卒業したのにも関わらず未だに将来の目的が定まらないモラトリアムな状態にある人

・これを機会にモラトリアムから脱却したい

・自分はまだ若いから、モラトリアムを楽しみたい

などのようになります。

しかし、モラトリアムは元々ラテン語からきている言葉なので、本来の意味と現代で使う意味とは少し意味も変わってきてしまいます。

本来のモラトリアムの意味は、「遅延-モラ」、「遅延する-モラル」、「支払い猶予期間」となり、借金などの債務の猶予期間などの金融や経済でよく使われていた言葉だということが分かります。

よって、現代のように高校卒業や大学卒業間近の若者や大人に使う言葉とは違った使い方を以前はしていたということを知っておきましょう。

モラトリアム人間って何?モラトリアムに似た症状とは?

心理学でモラトリアム人間という言葉を耳にするという人も多いかと思いますが、これは大人になって社会で自立しているのにも関わらず、社会人の責任や義務を後回しにしてしまっている人間を総称する言葉です。

そして、このモラトリアムの症状は、いつまでも大人になった現実を受け止めきれない①ピータパン症候群や、王子様を待っているかのように自分自身を変えずにただ未来に期待して生きている②シンデレラコンプレックスや、自分の理想の地を探し求め転職や転校を頻繁に行ってしまう③青い鳥症候群と呼ばれる症状によく似たものがあることが分かります。

よって、大人になっているのにも関わらず、

・就職していない

・社会を避けてしまっている

・予定を先延ばしにしがち

・何事もやる気が起こらない

・親に甘えっぱなし

の人はモラトリアム人間に当てはまっていると言っていいでしょう。

このように、現代ではモラトリアムをネガティブかつ若者やだらしがない大人に使うワードなので、違う意味で使ってしまっていたという方はこれを機にきちんとした意味と知識を身に付けておくことをオススメします。

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